「あの人にはセンスがあっていいなー」
「自分にはセンスがないから…」
「センスを磨くってどうゆうこと?」
こんなふうに思った経験はないでしょうか。
そもそも「センス」ってなにもの…?
学校では教わってないけど、めちゃくちゃ求められるもの。それが「センス」!
でも曖昧なイメージだから、悩んだときの対処が難しい代物です。
この記事で紹介するのは、そんな「センス」を深掘りした1冊。
松浦弥太郎さんの「センス入門」です。
この本を読むと、学びのための1歩を踏み出すことができます。
わたしも、自信がないから読みました!
「センスがない…」と悲観する前に、ゼッタイ読んだほうがいいです。
ひとつでも当てはまった方は、「センス入門」を読むとざくざくヒントが見つかるはず。むしろ悩んでいるからこそ、伸びるチャンスだ!と、読んでみて感じました。
著者の松浦弥太郎さんのセンス溢れる文章に触れるだけでも、貴重な読書体験になりますよ。
詳しくみていきましょう。
- 読書年間100冊を継続中。
- 読書は紙の本で楽しむのが好き。
- ブログでは暮らしや食にまつわる本を選書中。
「センス入門」の紹介
今回紹介する本はこちら。
どんな本?
「センス入門」は、5万部突破のロングセラーです。
発売から10年ほどですが、この記事執筆時で21刷の増刷!売れ続けているのが分かります。
時代に左右されない内容で、これからもたくさん読まれそうです☆
著者・松浦弥太郎さんについて
著者の松浦弥太郎さん。2005年からの9年間、雑誌「暮しの手帖」の編集長を務められました。
「暮しの手帖」を読んだことがある方なら、審美眼の鋭さ、文章のたおやかさに、感性を刺激されたのではないでしょうか。
ほかにも経歴をまとめてみると…
まさにセンスの塊のような方です!!
エッセイの執筆やウェブメディア制作などなど、多岐に渡る分野で活躍されていて、著書も多数。多方面でセンスを発揮されています。
本の構成
そもそも「センス」という言葉に、あなたはどのようなイメージを持っていますか?
言語化するのって、むずかしいんですよね。
ところがこの「センス入門」では、著者の考えるセンスの大切さから役割、身に付けるための行動まで、「センス」がまるごと表現されています。
以下のような構成になっていて、段階的に読み進むことができますよ。
- センスのいい人とは、どんな人ですか?
- センスを磨くアイデア
- センスのお手本
自分に足りない部分や、より磨いていきたい「センス」が見つかるよ!
なかなか自分の思うままにいかない人や、仕事や暮らしで行き詰まりを感じている人、ぜひいっしょに「センス」とは何かを学んでみませんか。「センス」という自分ならではの美学を身につけましょう。
「センス入門」(筑摩書房)松浦弥太郎・著 はじめに/9ぺージ
「センス入門」を読んだ感想
ここからは、「センス入門」を読んだ感想をお伝えしていきます。
まず本を開いて感じるのは、著者の文章に流れている空気感が「センスだ!」ということ。
リラックス感があってやさしい文章なのに、読んでいると背筋が伸びるような感覚になるから不思議です。
この本を読むと、すぐに行動に移したくなってウズウズしてきますよ!
詳しくみていきましょう。
①センスって何?を考えるきっかけになる
第1章の3行目に、「センス」の核心をつくこんな文章が書かれています。
僕にとって「センス」とは、まず最初に、「選ぶ」もしくは「判断する」ということだと思います。
「センス入門」(筑摩書房)松浦弥太郎・著 12ぺージ
なるほどー!と思いました。
この記事を読んでくださっている方は、ただ見た目だけのオシャレさんになりたいわけではないはず。
仕事場でも友人でも、あなたが何となく気になっている「センスのいい人」を思い浮かべてみてください。
わたしがこれまでに出会った、あの人やこの人を書いてみました。
ここで「あの人はセンスがあるから…」で終わらせないのが大事!
その人がどういった「選択」や「判断」を積み重ねているのか、とことん探ってみるのが第1歩なんですね。
例えば下のような簡単な質問でも、得るものは大。
実際に会える人でもいいですし、SNS上で共感できる人でもいいですよね。
「この人いいな!」と思うお手本を見つけて、なぜいいと思うのか観察⇒マネしてみる。
これを繰り返すことで、少しずつ自分だけの「センス」が育ちますね!
②食わず嫌いや偏見をなくして行動できる
「センス入門」は、著者を取り巻くさまざまな人物のエピソードも、多く登場します。
ステキな人の周りには、ステキな人が集まる説。
特に印象的だったのが、著者と料理研究家のH先生(実際にこのように記載されています)とのエピソード。
「カレーは最近どこがおいしいの?」
「ラーメン屋さんは、どこがおいしいの?」
H先生からこのように聞かれた著者は、社交辞令だと思いながらも自分が好きなお店を伝えます。
後日会ったとき、H先生はそのお店に足を運んでいたのだそう!
目上の方からこんなリターンがあると、めちゃくちゃうれしいよね。
「どうでした?」と聞くと、「うーん、今イチね」などと笑っておいでです。そうやって自分の経験を楽しんでいるのです。うれしくなって「僕は大好きで何回も行くんですけどね」と言うと、「私の口には合わないわ」。素敵です。
「センス入門」(筑摩書房)松浦弥太郎・著 50ぺージ
この一連の流れに、H先生のセンスが凝縮されているように感じます。
これは飲食店だけではなく、あらゆる場面で応用可能ですよね。
本や音楽にアート、仕事の進め方や休日の過ごし方など…「食わず嫌い」になっていることはないでしょうか。
わたしも「センス入門」を読んで、凝り固まっている部分にハッと気付かされることが度々ありました。
③いつでも変わる勇気を持つ
「自分には似合わないから…」
「いままでのイメージを壊しちゃうから…」
服でも人でもなんでも、ビビッとくるようなステキな出会いがあったとき、こんなふうに尻込みしていてはもったいない!
「センス入門」を読むと、勇気がわいてくるよ♪
少しずつ変えていくというのではなくて、いっきにがらりと変えるのです。
「センス入門」(筑摩書房)松浦弥太郎・著 125ぺージ
わたしはここ数年、仕事も働き方もこれまでにないくらい変えました!
そうすると、
はじめは自分の決断にビビるのですが、変化はすごくよかった(笑)
ここで話を最初に戻しますが、「センス」とは「選ぶ」もしくは「判断する」ことの繰り返しです。
最近ビビッときてる?
食わず嫌いで凝り固まってない?
変わるきっかけ、流してない?
自問自答をして変化し続けるためにも、「センス入門」はとってもおすすめの1冊です。
「センス入門」の口コミ
さいごに、「センス入門」の口コミを紹介します。
ファッションや立ち居振る舞い、暮らしから仕事に至るまで。
「センス」とは生き方と言っても過言ではなさそう。そんな壮大な感想が多く見られました。
「センス入門」まとめ
この記事では、松浦弥太郎さんの「センス入門」を紹介しました。
「自分にはセンスがないな…」とめげそうな時、手に取りたい作品です。
磨き続けるからこそ、センスは光るんだね!
今からでも遅くなくて、しかもいつの時代も通用するんです。
まずはこの本を開いて、「センス」に触れてみてくださいね!
エッセイには、作家さんそれぞれの「センス」が満ちていて大好物です。アンテナを伸ばしたい方はぜひ、のぞいてみてください。
ではまたすぐに!
コメント
まりなちゃんの本のチョイスが好きすぎて🥺
松浦弥太郎さんが編集長されてた時の「暮らしの手帳」愛読してたのよ🙈この本もステキだね✨
これからも本の紹介、楽しみにしてます💕
みかんちゃんこちらにコメント、めちゃくちゃうれしい!ありがとう。しかも愛読書だったの!?わたしも20代から今まで、ちょこちょこ覗く数少ない雑誌のひとつだよ。やはり好みが合うワケだ!また好きな本見つけて紹介していきます。