誰だって、仕事に対して悩みが葛藤があると思うのです。
女性特有の悩みも、多いもの。
体力や身体のリズムの変化。家族とのバランスで仕事を諦めなければならなかったり…。
わたしも正直なハナシ…
男性がうらやましい!と思ったことがあるよ。
わたしの場合は、夫の仕事を手伝っていて「ずっと2番手なのかぁ…」という葛藤が大きかったです。
そんなときに出会ったのが、『自分で「始めた」女たち』という本。
この本をパッと開くと、とてもポジティブなパワーがみなぎっているのが分かります。
好きなことで働く女性って、美しくてかっこいい。
わたしも背中を押された結果、このブログを作ったよ!
悩みや葛藤がありながらもひたむきに走り続ける姿が、彼女たちをより美しく見せているのです。
好きなことや夢を追う人の、パワーになる1冊。性別関係なく読んでほしい本です!
詳しくご紹介していきますね。
『自分で「始めた」女たち』って?
今回ご紹介する本はこちら。
どんな本?
- 著者:グレース・ボニーさん
- 訳者:月谷真紀さん
- 定価:2,000円+税
- 出版社:海と月社
- 初版年月日:2019年5月
- ページ数:360ページ
著者はグレース・ボニーさん。
雑誌編集者を経て、2004年にクリエイター向けのウェブサイトDesign*Spongeを開設されました。コラムの執筆やラジオ番組のホストとしても活躍されています。
この本は112名の女性クリエイターたちの、カラーフォト&インタビュー集。
アメリカで30万部を記録だって!
女性クリエイターとのオフ会をきっかけに、「多くの女性たちは、自分で会社を始めたいという意欲がある」と、気付いた著者。
たくさんの選択肢があることを知ってほしいという著者の願いが、この1冊に込められているのです。
出身地、年齢、職種、さまざまな個性の女性たちが登場しますよ!
ページをめくるうちに、あなたはきっと「これは私だ」と思う人と出会うことでしょう。何かを発見したり、励まされたりもするはずです。
『自分で「始めた」女たち』(海と月社)グレース・ボニー著 6ページ 序文より
読んだいきさつ
わたしは雑誌で紹介されていたことがきっかけで、『自分で「始めた」女たち』を知りました。
「教えて、おすすめ世界のジェンダー本。」という特集で、14冊の本が取り上げられています。そのなかの1冊でした。
紹介者はコラムニストやラジオパーソナリティなどで幅広く活躍中の、ジェーン・スーさん。
⇒ジェーン・スーさんの著書「おつかれ、今日の私。」の感想はこちら。
わたしは今までどの職場にいても、なんとなく窮屈に感じてきました。
- 女性ばかりの職場にいたとき。
- パートをしていたとき。
- 夫のお店で女将をしていたとき。
ライフイベントを機に、周りの女性はどんどん仕事を辞めていきます。
転居を伴うことも多いので、ほぼ戻ってくることはありません。
そしてわたしも、そのひとり。
わたしは夫のお店を一緒に立ち上げるために会社を辞めましたが、それも歩いてみれば夫のレールだと気付いたのです。
自分の道を作ってみたいなー。
そんなことを考えているときに出会い、背中を押してくれたのがこの本でした。
『自分で「始めた」女たち』の感想
ここからは『自分で「始めた」女たち』を読んで、よかったことをシェアしていきます。
- 濃いインタビューからパワーをもらえる
- 写真を雑誌のように楽しめる
- 好きなクリエイターさんが見つかる
2cm以上の厚みのある本なのですが、女性たちの熱量にぐいぐい引き込まれていきますよ!
112名の人生が詰まってる♪
それでは、みていきましょう。
①濃いインタビューからパワーをもらえる
この本の目次には、女性の名前がずらり。
著者からのメッセージの次には、女性クリエイターへのインタビューが始まります!
投げかけられる質問はこんなかんじ。
- 子どもの頃の夢は?
- 駆け出しのころ役立ったアドバイスは?
- キャリアや仕事のために払った最大の犠牲は?
- あなたにとって成功とは?
- 10~20年前の自分に教えてあげたいことは?
気になる質問ばかりでしょ?
質問の種類はもっとあります。
これらがランダムに投げかけられ、回答されていく形式。
自分で自分の道を切り開いてきた女性たちの言葉は、本当に力があります。
あなたにとって成功とは?
熱意をこめて「イエス!」とどれだけ言えるか、だと思う(言えれば成功)。
『自分で「始めた」女たち』(海と月社)グレース・ボニー著 233ページ(ダニエル・ヘンダーソンさんの言葉)
それぞれの持つ世界観が、とてもかっこいいんですよ!
自分にフィットする言葉がたくさん見つかるよ☆
1日の始めに、パッ開いた箇所を読むのもオススメ。
いっしょに悩んでくれたり、行動を促してくれたり、そんなパワフルな言葉に出会えます。
②写真を雑誌のように楽しめる
①では言葉のパワーについて書きましたが、写真もこの本の魅力のひとつです!
みんなの個性がおしゃれ♥
クリエイターさんの顔写真はもちろん、それぞれのセンスで整えられた環境も、見ていてわくわくしてきます。
- ファッション
- 仕事場や部屋のインテリア
- 仕事道具
- 作品(器、絵、ジュエリーなど)
仕事場も、スッと片付いていたり道具が散らばっていたり…た、楽しい!!!
インスピレーションの源を覗いているみたいだよ。
わたしたちの頭にも、ビビッといい刺激を与えてくれます。
カラフルで伸び伸びしていて自由な写真たちが、雑誌のひとコマみたい。
ファッションやインテリアの隅々まで、見ていて飽きない本です。
③好きなクリエイターさんが見つかる
この本を読むと、自分で始めた女性112名のエピソードに出会うことができます。
惹かれる人や、響く言葉が必ずありますよ!
- 夢に共感できる人
- 同じ悩みを解決した人
- 苦労や挫折から立ち上がった人
- 行動し続けている人
どの女性も、失敗や弱みがあるからこそ強い。自立している姿にとても励まされるんです。
読むタイミングによって、響く箇所がちがうのも面白いよ!
自分のアンテナによって、何度読んでも発見がある本ですね。
わたしの場合は「食」に携わってきたので、シェフや料理研究家のエピソードがとても好きです。
こちらはシェフのアニタ・ローさんの座右の銘。
「食は人と人を結びつける」
『自分で「始めた」女たち』(海と月社)グレース・ボニー著 346ページ
ヘコんだときに思い浮かべる言葉があると、奮起できるよね!!!
職種が近い人に対してはもちろん、未知の世界へも、興味を広げてくれるこの本。
惹かれるエピソードを見つけてみてくださいね。
『自分で「始めた」女たち』まとめ
今回は『自分で「始めた」女たち』をご紹介しました。
- 濃いインタビューからパワーをもらえる
- 写真を雑誌のように楽しめる
- 好きなクリエイターさんが見つかる
仕事に対してモヤモヤを抱えていたわたし。
家族に合わせて仕事を変えたり、サポートに徹したり、自分の仕事ってなんだろうなーと考えていました。
悩むのは行動してから!!!と奮起させてくれたのがこの本です。
堂々と夢を追っていくよ~!!!
この本をシェアできる場所が作れたこと、とてもうれしく思っています☆
自分の「好き」を追いかける仲間に、知ってもらえたら嬉しいです。
ではまたすぐに!
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