- 頑張りすぎて力が出ない。
- まじめに頑張っても成果が伴わない。
- 周りの目があり休めない。
- 大きな仕事を終え、力尽きてしまった。
今までにこのように感じたこと、またはこのような不安はありませんか?
思い当たる節がありすぎるよね。
この記事でご紹介する「エフォートレス思考」。
無駄な努力を0%にして、成果を100%にする方法が説かれています。
頑張ることが必要なときもあるし、頑張った経験は大切なものです。
でも、それがすべてではない!
読み終えると、もっと柔軟な生き方がイメージできるようになりますよ。
詳しくみていきましょう♪
- 読書年間100冊を継続中。(フルタイム・残業をこなしていた時期も)
- 読書は紙の本で楽しむのが好き。
- ブログでは暮らしや食にまつわる本を選書中。
「エフォートレス思考」グレッグ・マキューン
今回ご紹介する本はこちら。
どんな本?
- 著者:グレッグ・マキューンさん
- 定価:1,600円+税
- 出版社:かんき出版
- 初版年月日:2021年12月
- ページ数:296ページ
著者はグレッグ・マキューンさん。
Apple、Google、Facebook、Twitterなど、名だたる企業のアドバイザーを務められています。
ロングセラーになっている「エッセンシャル思考」の、第2弾となる作品です。
ご存知のかたも多いはず!
前作の出版後、講演で世界中を飛び回り、すばらしい日々を送ったという著者。
時間の捻出のために、優先順位の低い仕事や次の依頼も断り、家族に寄り添おうとされます。
しかしこうして、エッセンシャル思考を体現しようと努めようにも、あまりに忙しすぎたそうです。
エッセンシャル思考だけでは足りない。
では、どうすれば?
それが「エフォートレス思考」のはじまりです。
エッセンシャル思考は、「何を」やるかを教えてくれた。
「エフォートレス思考」(かんき出版)/グレッグ・マキューン著 25ページ
エフォートレス思考は、「どのように」やるかを極める技術だ。
読んだいきさつ
前作の「エッセンシャル思考」、とても面白かったですよ!
夫婦で繰り返し読み、付箋だらけになりました☆
そして「エフォートレス」という言葉。
わたしはこちらの本を通して共感を覚え、実践的なアイデアを取り入れています。
「エフォートレス」には、努力を必要としない・無理のない・肩肘張らないという意味があります。
- 「エッセンシャル思考」の続編!
=気になる! - 別の本で好きになった言葉「エフォートレス」。
=気になる!
これはもう読むしかない!という気持ち。
この「エフォートレス思考」も付箋たっぷりになったので、ポイントを選りすぐって感想をお伝えしていきます。
「エフォートレス思考」を読んでみて
「エフォートレス思考」は、大きく分けてこのようなパートになっています。
- エフォートレスな精神
- エフォートレスな行動
- エフォートレスのしくみ化
全15章+プロローグ「エフォートレス思考とは」、エピローグ「エフォートレス思考を生きる」という内容です。
前作もそうなのですが、
- 要所要所で分かりやすい表や図解あり。
- 各パートの終わりには、簡潔な「まとめ」ページあり。
このようにスッと頭に入ってくる工夫が、随所にみられる本なんです。
1度読めば、まとめページを眺めるだけでもいい復習になりますよ。
疲れたら手元に置いて、自分の行動と照らし合わせてみよう♪
精神→行動→しくみ化というステップも、分かりやすいですよね。
次からは、パートごとに印象に残ったポイントをご紹介します。
①「我慢」を「楽しい」に変える(第2章)
まずは「エフォートレスな精神」のパートから。
毎日の中で、「イヤだな~」と思うことは何でしょう?
気が進まなくて、どんどん後回しになることを思い浮かべてみてください。
仕事や家事や、細かいことを含めると・・・たくさんありますよね!
わたしの場合だと、
- お皿洗いのあとのシンク洗い。
- 仕事の資料や雑誌の整理。
- 役所関係の手続き。
これ、みんなキライよね?
この、当たり前にイヤだと思うことを、工夫して楽しくするのがエフォートレスな考え方です。
上記のわたしの例を変換してみます。
- 音楽を聴きながら家事をする。
- 仕事には好きな文具を使う。
- 手続きの合間に読める本を持参。
嫌なことを我慢するより、楽しくできるやり方を探したほうがいい。
「エフォートレス思考」(かんき出版)/グレッグ・マキューン著 65ページ
この考え方を鍛えていくと、プレッシャーのかかる場面や嫌な仕事にも力を発揮します。
「この局面を、どう楽しく乗り越えるか?」
重い気持ちで物事を進めるより、楽しく変換したもの勝ち♪
自分にとっても周りの人にとっても、いい循環を生んでいきます。
②ゴミから始める(第9章)
次は、「エフォートレスな行動」について。
「ゴミから始める」とはつまり、完璧じゃなくてもいいということです。
何かを始めたい、新しいことを習得したい。
そんな行動の芽を育て、挫折しないために、この言葉は力を与えてくれます。
最初はみんな荒削りが当たり前ってこと!
頭でグルグル考えて、結局始める前にやめてしまったという経験はありませんか?
- 時間がないからムリかもしれない。
- すぐに飽きてしまうかもしれない。
- 家族に理解されないかもしれない。
- 自分には才能がないかもしれない。
失敗なくして習得はありえない。恥をかくのを恐れていたら、何も学べない。
「エフォートレス思考」(かんき出版)/グレッグ・マキューン著 173ページ
最初から完璧を求めてくすぶっているより、ゴミから磨いていくほうが伸びていきます。
行動が伴っているからですね!
わたしも未経験から学びつつ、このブログを書いています♪
失敗してから、軌道修正すればいいんです。
③枝葉ではなく、根を叩く(第15章)
最後は、「エフォートレスのしくみ化」です。
根を叩くとは、物事の根本的な問題を解決しなさいよ!ということ。
例えば、物が増えてきたので収納グッズを買い足したけれど、そもそも無駄な物ばかりだった、とか。
小手先の方法では解決できていないのよ。
まず不用品を正しく処理していれば、収納グッズの買い足しは必要なかったかも。
枝葉切りに追われる人生より、問題を冷静に見極めて解決していきたいですよね。
上記の例だと、「物が増えてきた」という問題が発生。
「無駄な物が多い」という根っこを処理することで、
- 家から不用品がなくなる。
- スペースが広くなる。
- 収納グッズを買い足さずに済む。
など、追々枝葉になりそうな複数の問題も解決できるのです。
繰り返し悩んでいることがあるなら、なぜ悩んでいるのか。気分の問題として片付けていないか。
深掘りしていって、根っこを捉えてみてくださいね。
自分との面談大事。
こうして悩みの数や悩んでいる時間が少なくなれば、正しい方向で頑張ることができます。
無駄な努力を最小限で、しなやかに力を発揮できれば、エフォートレス思考そのもの。
少しずつ体得していきましょう~♪
まとめ
今回は、「エフォートレス思考」をご紹介しました。
無駄な努力を0%にして、成果を100%にする方法。ちょっとうそみたいと思うかもしれません。
でもこの本を読んだあとは、これに少しでも近付きたい!と行動に移しているはず。
自分の時間や家族との時間を増やしたいし、楽しく生きていたいですもんね。
著者もそういう想いで書かれたのが分かります。
「何を」、「どのように」やるか、今から極めていきましょうね~!
ではまたすぐに!
コメント